どうも、ラモスです。
今回は生け花というフィルターを通して知る自分についてお話したいと思います。
生け花をやると、
今まで知ることのできなかった自分を知ることができるんですよ。
ただ自分を知るだけではなくて、
「今まで知らなかった自分」を知れます。
自分を知るためには客観的に見てもらうことが必要っていいますよね?
けれども、例えば、
創造性
物事を見る視点
思考のスケール
思考の癖
繊細さ
考え方
のようなことって、
アイディアを形にする仕事をしたりしていないとなかなかわからない。
話をするだけ、端から見ているだけじゃわからない。
これはある時、
僕の作品をみた先生に急に言われたことなのですが、
「あれ、ラモスくん、最近仕事とかでなんかあった? お花がいつもと違う」
って言われたんです。
まさにちょうどその時、
仕事で自分の考えを変えないといけないな、と思った出来事があって、
自分を変えようとしていたところだったんですね。
生け花を通して、
先生は僕の内面の変化に気づいたわけです。
これ言われた時、僕は意味がわからなかったです。
驚きながら、なんでわかったんですか?と聞いたら、
「お花にはその人の内面が反映されるのよねぇ。
こうやって心を見られるのって恥ずかしいよね。」
確かに。
この時はなぜかめちゃくちゃ気恥ずかしかった。
20年以上生け花をやっている先生にとって、
こういうことは日常茶飯事らしい。
ちょっとした心や考えの変化が作品に現れる。
ということはつまり、
作品を見るとその人の内面がわかるともいえます。
他にも、
「ラモス君の作品はいつもラモスワールド全開だよね〜」
と先生ににこやかによく言われます。
これって要するに、
作品が人と違ってて創造性がある、個性的っていう意味ですよね。
僕は例えばファッションなんかはシンプルなものが好きで、
個性的な物は選ばないし、色も落ち着いたものが好きです。
ユニクロで十分な人間です。
誰かと話をするときも、
自分でなにか面白い話をしたりするよりも相手の話を聞くのが好き。
だから、他人から見たら僕は普通に見えるんですよ。
個性的だね、クリエイティブだね、とは言われたことがありません。
自分でも個性的だなんて思ったことがなかった。
これは生け花をやるまでは気づかなかったことです。
生け花というフィルターを通して、
個性的、創造的という新たな自分の一面を知ったんですね。
生け花をやらなければ、
自分の発想や表現が個性的なんだと知ることはなかったかもしれません。
上の話は先生に言われてはっと気づかされたこと。
自分でも自分自身の新たな一面に出会うことがあります。
例えば、
思考の癖や思考のスケール。
なかなか普段の生活の中で、
思考の癖やスケールって気づけなくないですか?
僕の場合だと、
シンプルにまとめがち
綺麗に小さくまとめがち
みたいなことが見えてきました。
ここからわかるのは、
僕の思考はシンプルな傾向にある、
だけどスケールが小さい
ってことです。
こういった本当の自分の姿が見えてくると、
人生がどんどん明るくなっていきます。
なぜ明るくなるのかというと、
まず進む道を間違いにくくなる
苦手な方には行かなくなる
得意なことであれば当然成果が出やすい
成果が出るから楽しくなる
結果、ハッピーになる
といったような好循環が生まれていくからです。
しかも、
自分自身を見ることができるということはつまり、
他人も同じように見ることができるようになるということでもあります。
自分を色々な角度から見るように、
他人も色々な角度から見れるようになります。
視点がどんどんフラットになっていきます。
先入観を持たずに物事を見れると、
世界を見える目も変わります。
生け花で世界を見る目を変えることができちゃうんです。
生け花って、
それぐらいのパワーを実は持ってます。
みんな、生け花やってみようぜ。