💐任意整理をするとクレジットカードはどうなる?影響と対策

はじめに:任意整理とクレジットカードの切っても切れない関係

現代社会において、クレジットカードは単なる決済手段ではなく、生活インフラの一部となっています。しかし、任意整理を検討する際、「カードが使えなくなる」という事実は、多くの人が二の足を踏む最大の要因です。 本記事では、任意整理がカードに与える影響の仕組みから、利用停止後の具体的な生活防衛策、そして数年後に再びカードを持つための戦略までを徹底解説します。

1. なぜ任意整理をするとカードが使えなくなるのか?

任意整理をすると、例外なくクレジットカードの利用に制限がかかります。これには「直接的な原因」と「間接的な原因」の2つがあります。

① 整理対象にしたカードは即強制解約

任意整理の手続きでは、特定の債権者を選んで交渉できますが、整理対象に含めたカード会社には弁護士から「受任通知」が届きます。これを受け取った会社は、即座にカードを強制解約し、残債の分割交渉に入ります。

② 整理対象外のカードも「途上与信」で止まる

「Aカードだけ整理して、Bカードは内緒で使い続ける」ことは、短期的には可能でも、長期的には不可能です。カード会社は定期的に利用者の信用情報をチェック(途上与信)しています。他社で任意整理をした事実が信用情報機関(CICやJICC)に登録されると、それを見た他社もリスクを回避するためにカードを停止させます。

2. 任意整理による「ブラックリスト」の期間

任意整理をすると、信用情報に事故情報が載ります。いわゆる「ブラックリスト」状態です。

  • 期間の目安: 和解してから完済し、その後さらに5年程度。 この期間中は、新規のカード発行、住宅ローン、車のローン、スマホ本体の分割払いなどが原則としてできなくなります。

3. クレジットカードが使えない期間の「3つの代替案」

カードが使えなくなっても、生活の利便性を落とさない方法はあります。

① デビットカードの活用(最強の代替案)

銀行口座と直結したデビットカードは、決済の瞬間に口座残高から引き落とされる仕組みです。原則として審査がないため、ブラックリスト期間中でも作成可能です。VISAやMastercardブランドが付いているため、ネットショッピングや店舗での支払いは従来のカードと全く変わりません。

② 家族カードの利用

本会員(配偶者や親など)が審査に通っていれば、その家族カードを発行してもらうことができます。家族カードの審査対象は「本会員の信用」であるため、ご自身がブラックリストであっても利用可能です。

③ プリペイドカード・スマホ決済

PayPay、d払い、楽天ペイなどのスマホ決済や、Vプリカ、Kyashなどのプリペイドカードも有効です。事前に現金でチャージする形であれば、審査なしでカード同様の決済が可能です。

4. 事故情報が消えた後にカードを再作成するコツ

5-7年が経過し、ブラックリストから外れたとしても、すぐに審査に通るとは限りません。

  • 信用情報の開示: 申し込む前に、自分でCIC等の情報を開示し、事故情報が消えているか確認しましょう。
  • 「社内ブラック」に注意: 任意整理の対象にした会社やそのグループ会社には、半永久的にデータが残っている場合があります。再契約の際は、過去にトラブルのなかった会社を選びましょう。