どうも、ラモスです。
今日は無駄なプライドについてのお話をしたいと思います。
僕は生け花をやる前まではプライドが結構高くて、
人から何か指摘や指導を受けるのが苦手でした。
また、自分が作業したものに関して、
人から指摘を受けると凹んでしまう人間でもありました。
今考えると、
僕は今まで本当に損してたなーと思うんですよね。
例えば仕事だと、
無駄なプライドのせいで人間関係がうまくいかない。
失敗やミスをしたときに凹みがち。
僕の周りの多くの人から尊敬されている人、愛されている人って、
無駄なプライドが全くないです。
そういう人は、いつも心に余裕があるというか、懐が本当に深い。
人が自然と周りに集まってきて協力してくれるから、何事もうまくいくようになる。
結果、成功する。
僕は生け花をやり始めてから、無駄なプライドが消え去りました。
生け花って最初は本当に難しくて、自分の思い描いた通りに生けられないことが日常茶飯事です。
思い描いた通りに生けられないと何が起こるかというと、
先生にゴリっと作品を手直しされるんですね。
暗に自分の実力の無さを見せつけられます。
例えば、
自分でも失敗したなって認識していることを、君失敗したね、のように誰かに直接言われると心に刺さりますよね? 分かってるから言わなくていいよ!と言いたくなりません?
これと同じようなことが生け花では繰り返されます。
先生はもちろん、
僕の作品を最初に見た段階で言葉では褒めてくれます。
ただ、作品はゴリっと直されるわけです。
嫌でも等身大の自分自身の実力を直視させられます。
これを繰り返していく内に、
僕には無駄なプライドがあったな、ということに気づくことができました。
そもそも生け花やったことなかったのに、
センスがある、うまくできると思っている自分がいたんですね。
そんなわけないよと。
思い上がり過ぎだと。
過去の自分に突っ込みを入れたくなります。
生け花で無駄なプライドがなくなったおかげで、
得られたことはかなり大きいものがあります。
例えば仕事だと、
わからないことは誰にでも素直に聞くことができるようになりました。
経験を重ねるごとに、
自分より年下の人間に教えてもらったりすることに対して、
拒否反応を起こしたりする人っていますよね?
僕はそれとは真逆で、
相手が誰とか関係なく、自分より優れたところを持っている人がいたらそれを教えてもらう。
そして素直に実践してみる。
あとはスキルや知識だけでなく、
フィードバックも自分から積極的にもらえるようになりました。
フィードバックって嬉しい内容もあれば、耳が痛いこともあったりしますが、
耳が痛い内容も素直に受けられるようになりました。
これも生け花のおかげですね。
この姿勢を早くから身に付けられたのは本当によかったなと思います。
生け花やってなかったら、
今ごろプライドが高いだけの嫌なやつになっていたかもしれません。
生け花が僕を救ってくれたんです。
無駄なプライド、あっていいことは何もありません。
無駄なプライド、捨てましょう。